「声を上げることが悪いことなのか?」

先日毎日新聞の「SNSでジェンダー問題発信 声上げる女性へやまぬ攻撃 ゆがむ日本」という記事を読み衝撃を受けました。

ある女性議員の「2022年の日本、女性の性的なイラストが堂々と駅出口で広告になるのか…。」という言葉が話題となり、「狂ったフェミニストを殺す」という脅迫めいた反応さえあったといいます。(毎日新聞より)

問題になったのは、いわゆる「萌え絵」と呼ばれるジャンルのものです。

これが性的なものかどうかは、さまざまな意見がわかれることだと思います。日本の漫画やアニメに特有なものであることから「文化」だと主張する人もいるでしょう。あるいは、「美術のヌード絵の方がよっぽど性的ではないか!」という意見もあるかもしれません。

「萌え絵」に対する私の私見はさておき、ここで私が衝撃を受けたことは、声を上げるという事に対して脅迫めいた反応まであったという事です。

そもそも、日本には荒波を立てないとか、建設的議論という概念がないであるとか(会議で反対意見を出すと、和を乱すと思われる)など、実名では「意見」を言わない文化があります。欧米では、かなり辛辣なディスカッションをしても、最終的には「いい議論だった。新しい方向性が見えた」とむしろ相手からの意見に感謝する風潮もあります。

ネットやソーシャルの台頭により「匿名」では意見、時には名誉棄損や人を死に追いやるような「暴言」をはく人も出てきました。これはネットでの議論の匿名性や、ディスカッションや建設的議論を小さい時から学んでこなかった弊害の一つだと思います。匿名だから何を言ってもいい、自分とは意見の合わない人は完膚なきまで叩き潰すーーー。それでは何も生まれません。

そしてこうした風潮の最も大きな弊害は、「批判されるのが嫌だから発言をするのをやめよう」と委縮してしまう事です。でも、声をあげなければ何も変わらないのです。声を上げなければ、その事実はなかったことにされ、永遠に他の人に知られることはないからです。#Metooといったムーブメントも、これまで口を閉ざしていた、あるいは閉ざされていた勇気ある女性たちの「声を上げる」という行動から始まりました。#Metooをきっかけに、いたるところで変化が生まれてきています。

だからCheeRingでは、まずは「声をあげる」ということやリーダーシップの大切さをチアリーディングを通して学んでいます。
子どもたちが「声を上げる」ことの大切さを学び、自分たちの未来を作っていくよう育ってほしい、そう願う日々です。