【女性エンパワメント】時代はHeForSheからWeForYouに – YouTubeチャンネル「チア道~WeForYou」の立ち上げ -【国際女性デー特別対談 Plan Be代表 女性エンパワメント活動家 チュック・ベッシャ―氏 × 元NFL日本人チアリーダー 中山麻紀子】
米国NFLのチアリーダーを引退し、日本に帰国した私が驚いたこと、それは、当時の日本の女性が、セクハラやパワハラにあってもほとんど声をあげなかったことです。私が「おかしい!」と言っても彼女たちは「仕方ない。何も変わらない」。まるで、のれんに腕押しです。
なぜでしょうか?「女は黙って男の3歩後ろをついてくるべき」という思想を無意識の中で刷り込まれているのではないでしょうか。考えてみれば、女性の参政権ができたのは戦後、雇用における男女の均等な機会や待遇を定めた男女雇用均等法ができたのは1985年です。さらに1997年法改正までで均等な機会違反は「禁止事項」ではなかったのです。制度は均等を謳いますが、実態はどうでしょう?不条理な状況を「おかしい」と思わず、甘んじてきた女性も少なくないのではないでしょうか。
「ああ、認識を変えるには子どもの時から始めないとならないんだ・・・」
そう思って始めたのが今のビジネスです。
女性エンパワメントのために何をすべきなのか。
起業から13年。日本の状況はあまり変わりません。世界では#metoo運動が起こり、女性がハリウッドなどこれまで白人男性優位だった世界に「NO」を突き付けています。
日本でもWomanomicsという言葉がビジネス界を席巻し、「女性活用」が日本の経済力強化には不可欠という考えが広まりました。
しかし、あくまでも女性は「日本の経済力を上げるため」の手段としてとらえられている印象です。ここに、改めて男性目線を感じます。
だから数年前に遡れば、当時与党自民党の厚生労働大臣の「女性は産む機械」、最近でいえば首相経験者から「わきまえている女性」という失言があったり、直近では、与党自民党の少子化調査会長から、結婚・出産で「3分の1ずつ奨学金減免」という前近代的な提案があったりするわけです。「〇〇さんだから仕方ない、あの時代の人だから仕方ない」という「言い訳」で許されるのでしょうか?
一方で女性はどうでしょうか?
女性蔑視的な扱いと戦ってきた女性の中にも、「そういうものだから、仕方ない」という方もいます。
もしかしたら、彼女たちはセクハラ・パワハラの言動に真っ向からぶち当たり男性から猛反撃を受けた結果、男性化すること、あるいは反対に極端に女性化することが、男性社会で戦っていくすべだと経験値的に感じたのかもしれません。
「女性の皆さん、本当にそれでいいのでしょうか?」
「女性、男性ではなく、個人として尊重される社会が必要ではないでしょうか?」
もちろん日本にも変化の兆しはあります。女性たちが「おかしい」ということに、声を上げ始めています。
「この動きをもっと加速化させたい」
この想いが今回YouTubeを始めたきっかけです。
YouTubeのチャンネル名は、「チア道~WeForYou」。
これは、UN Womenが2015年に立ち上げた、ジェンダー平等を実現するムーブメント「HeForShe(ヒ―フォーシー)」から着想を得たものです。
私たちのチャンネル名「チア道~WeForYou」には、He(男性)がShe(女性)をエンパワーするだけでなく、「チア道」(Cheerで大切にしている考え)を通して、一人ひとりがお互いをエンパワーしあう社会を作りたいという想いが込められています。
なぜWeForYouなのか・・・
声を上げることの大切さ
なぜなら、今の「多様性」の世の中で、問題は女性だけにとどまらないからです。
人種、民族、文化、年代。LGBTQ+など性的指向、介護や子育てなど様々なライフスタイル、持病や障がいの有り無しなど、多様性は多岐にわたります。
最近は、男性の更年期障害や男児の性暴力の被害など、今までは「タブー」とされてきたこともどんどん報じられるようになりました。みんなが「声を上げ始めた」のです。とてもいいことだと思います。
だからこそ誰もがお互いに「3C」、つまりコンパッション(思いやり)コンフィデンス(自信)を持ち、コミュニケーション(対話・発言)を通して「チア=応援」するべきだと思うのです。今はまさに「WeForYou」の時代です。
アイデンティティと多様性について
「チア道~WeForYou」の第一回目ゲストは、Plan Be代表で「女性エンパワメント活動家」のチュック・ベッシャ―さん。チュックさんは、ロシア人の両親のもとに日本で生まれた「ロシア系日本人」で高校まで日本で過ごしました。その後高校と大学はアメリカというまさに「多様性」の塊です。そんなベッシャ―さんと、NFLにおける#metooや、アイデンティティ、多様性について語りました!
これからも、どんどんアップしていきますので、チャンネル登録と応援、よろしくお願いいたします!
国際女性デー特別対談 Vol.1
Plan Be代表 女性エンパワメント活動家 チュック・ベッシャ―氏 × 元NFL日本人チアリーダー 中山麻紀子
「HeForSheって何?」
Plan Be代表 女性エンパワメント活動家 チュック・ベッシャ―氏 × 元NFL日本人チアリーダー 中山麻紀子
「HeForSheって何?」
国際女性デー特別対談 Vol.2
「チアリーダーとは?」
「チアリーダーとは?」
国際女性デー特別対談 Vol.3
「今、女性エンパワメントのために何をすべきなのか。」
「今、女性エンパワメントのために何をすべきなのか。」
国際女性デー特別対談 Vol.4
「自分のアイデンティティの大切さ」
「自分のアイデンティティの大切さ」
国際女性デー特別対談 Vol.5
「WeForYouのための約束」
「WeForYouのための約束」